Safari 3のパブリックβのWin版がリリースされ、Winにも移植ということにちょっとびっくりしたけれどもiPhoneに搭載するからその流れの一環でということらしい。日本語の表示に難があって、解決法がいろんなサイトで書かれているけれども、僕はSafariが使ってるHTMLレンダリングエンジン・WebKitのnightly build r23540を使うことで解決。Windows Nightly Build Archiveから r23540 を落としてパスに2バイト文字が含まれない場所で解凍し、run-nightly-webkit.cmd をメモ帳等で開いてSafariのパスを自分の環境に合わせるように書き換えてから、 run-nightly-webkit.cmd を起動すればok。
<p>Safari 3自体がわりと間に合わせのbuildのようで、今のところメリットはOSXからそっくり移植されたフォントレンダリングエンジン・CoreGraphicsぐらいかなぁと思ったので比較スクリーンショットなんぞを。フォントは全て"MS Pゴシック"を指定。
<ul>
<li><a href="https://dwylgrav.blob.core.windows.net/2007-06-18/ie.png">Windows ClearType (IE6)</a></li>
<li><a href="https://dwylgrav.blob.core.windows.net/2007-06-18/opera.png">GDI++ with FreeType (Opera9.21)</a></li>
<li><a href="https://dwylgrav.blob.core.windows.net/2007-06-18/safari.png">CoreGraphics (Safari3.01)</a></li>
</ul>
</p>
GDI++ は GDI++ Uploader の gdi0682.zip 、FreeType は 2.3.4、gdi.ini として、Operaでのウェイトは通常。SafariでのFont smoothingはLight。
CoreGraphics の根が FreeType なのもあって、 GDI++ と CoreGraphics の表示は似ているけれども、 CoreGraphics はLightでも濃いなぁという印象。なんにしろWinデフォのフォントレンダリングとは別物になっているのがわかってもらえるかと。フォントレンダリングエンジンやHTMLレンダリングエンジンに着目して、それらを独自に使おうという動き(GeckoとWebKitに首っ丈、最速チュパカブラ研究会、HDMT)もあってしばらくいろいろ楽しめそう。