キーボードを買った

土曜の仕事帰りに秋葉原に行ったらツクモが改装前売り尽くしセールをやっていて、キーボードも30%オフ。そしてまず目に付いたMicrosoft Natural Ergonomic Keyboard 4000。残り、一つ。 ITmedia +Dの記事 を読んで以降興味はあったものの、その奇異な形から自爆覚悟で手を出すにはちょっとなぁと思っていた物がなんか自爆してもなんとかなる値段。が残り一つ?
「ありがとうございまーす」
いいよね?キーボード不調だしね。
ていうかいつからセールやってたんだよ、しらねえよそんな。と思いつつツクモを重点的にまわることにする。そしてexで、ほとんど売り切れている5桁キーボード群のなかでRealforce108UBKがだけがなぜかぽつん。サンワリビキノリアルフォースガノコリイッコ。
「ありがとうございまーす」
い……いいよね?二つ足してもRealForce普通に買うより安いし。

Realforceは作りが高級すぎてまだよく分からない

列ごとにキーの傾斜が変わっていて横から見るとかるくお椀型になっているのだけど、それゆえに「Bの手前側のヘリ邪魔だなぁ」と感じたりする(笑)。
とりあえずやたら軽いのでいつもの感覚でタイプすると結構カツカツと音がする(押し込みすぎ)。でも滑るようにタイプできるのは気持ちがいい。1回あたりのタイプ速度はそんな変わらないけど、ペラペラメンブレンだとこぼす打ち方をしてもしっかり拾ってくれるのが嬉しい。変荷重はどうなんだろうと思ったんだけど正直なところよく分からない、ということはぴったり合っているということなんだろう。
椀型故に上から指を落とすのに向いている構造なので、きちんと椅子に座った姿勢で仕事するためのキーボードという感じ。一応足を立てれば下から斜めに腕を伸ばす状態にも合うのだが(そしてこの足の長さが絶妙)、それだとファンクションキーが遠い。
ちょっとだけ欠点をあげるならキートップの刻印はレーザーマーキングによるゴールドなのだけど、ちょっとでも暗いところだとどれがどのキーなんだか分かんない(笑)。多分それすらも狙ったプロ仕様ってことなんだろう。
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買ってこないとわからない Microsoft Natural Ergonomic Keyboard のよさ

パームレストにべったり手をのせてそこからだらーっと指を伸ばしてタイプするのがこんなに楽だとは。
べっこんべっこんのメンブレンゆえにキータッチはRealForceのそれとは比べられないくらい酷く、キーストロークの体感としての浅さのわりに反応は遅く戻りも悪い。しかしエルゴノミックという構造がその感触を吹き飛ばす。
タイプする感覚としては"打つというより指の曲げ伸ばし"であり、結果としてキーボードをなでている感じになる。これが早くそして楽。使ってて楽しいキーボードである。
だが欠点もその構造故に結構出てくる。
まずでかい。とにかくでかい。幅も奥行きも高さもある。パームレストを外してしまえば奥行きと高さはある程度解決するが、それではこのキーボードのうまみがない。テンキーは別パーツもしくはオミットでよかったのではないか思うが、合皮の肌触りがなかなかによく、パームレストの上をすっと滑らせてテンキーに移動という楽しさもこれまた捨てがたいのが悩みどころ。
次にこのキーボードで美味しいのはアルファベットの配置された3*10列だけ。数字になると遠いうえに、6まで左手部分にあって「え?」となる。「ああ、だからテンキーがあるのか」と納得しかけるレベル。"ー"はさらに右奥にあるから"キーボード"という単語が何かのいじめか冗談かとすら思うほど。逆に手前側は手前側でキーが大きすぎてどこに何があるのかわからず、altと無変換を押し間違えてアプリケーションきりかえのはずがtab連打になってしまったり、"、"のはずが"かな打ち"にしてしまって、カオスな文面ができあがったりする。このへんはレジストリでキーを入れ替えるなりする必要があるかもしれない。
さらにはファンクションキーまでもがエルゴノミックであり、F5・F6を境に2つに綺麗に別れている。4つかたまりを前提にキーを探していた身としてはもはやギャグ。ついでに数字キーよりも更に奥に配置されている(当たり前)ので、「なんとかファンクションキーを使わずに済ませるにはどうしたらいいか」と考えるようになっる始末。更に奥にあるユーザー設定ホットキーについては10分で存在自体忘れた。
更に難癖をつけるなら、カーソルキーが手前にありすぎる。普通のキーボードなら極々当たり前の位置にあるのだが、ハの字に配置された状態からは手首を捻ってとりにいかねばならず、ストレスになる人は少なくないのではないかと思う。とりあえず僕はxyzzyを使っている間はC-f・C-b等々のキーバインドによるカーソル移動を使用するようになり、ついでにdeleteとbackspaceもC-d・C-hにとってかわられた(このへんはxyzzyの標準キーバインドとして搭載されている)。そのうちスペースキー(このスペースキーのでかさは結構ありがたい)の右隣の変換キーが"半角/全角"に書き換わるんじゃないかと思う。
と、まあいろいろ書いたのだが、それもこのキーボードで文章をうつ楽しさ故ということで。あと見た目に反して軽いので「今はちょっと邪魔」とか取り回しが楽なのもよい。

eBoostrがやばい

トップの画像もなかなかにやばいけど今回はおいといて。
RamDiskの話をしていたときにeBoostrのキャッシュを置くという話が出ていたのをきっかけで知ったのだけど、そのときは空いてるUSBメモリがなかったので保留していた。永続的に必要なキャッシュを電源を落とすたびに消えるデバイスにおくとかアホかと思ったし。
そしてこの度、めでたくこんなメモリをもらったのだけど、こんななりしてベンチの数字がそこそこだったのでためしに導入してみた。

笑った。本当にアプリの立ち上がりが早くて。
あの立ち上がりがくそ重いAdobe製品すらポンポン立ち上がる(ちょっと誇張)様は感動すら覚える。これを速いと名高いUSBメモリ2本差しにしたらどうなるんだろう?と興味がわいたけど、とりあえず自重してメモリの上半身をもぎ取ってPC内部のUSBソケットに移し(下半身だけだと実にコンパクトでよい)、eBoostr自体を10%オフな楽天でポチるだけにした。もうちょっと円が高いときなら本家でポチった方が安かったのは内緒だこんちくしょう。あとポチらなくてもPCの起動ごとに出だしの4時間ならフル機能が使えるので「そんなに長時間PC使ったりしねえよ」って人はタダで使える。
元はといえばこれ、Vistaで実装されたReadyBoostのアイディアをパクって2KとXPで使えるようにしたものなのだが、MSはもうちょっと動画をつかうなりなんなりでこれを前面に押し出しせばよかったのにと思った。なんかVista売り出し直後は「スピードアップにUSBメモリ(笑)」とか言われてたし。

絵コンテ紛失した

もちろん部屋の中で。
何やってんだろ俺……

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